会員各位

日本作業療法士協会より感染対策のお願い

今こそ徹底した感染対策を!
2020年度はCOVID-19対応に明け、そして暮れようとしています。
感染の終息が見通せないなか、会員の皆様もそれぞれの職場で、その都度の判断と対応に迫られ、手探りで作業療法に従事してこられたことと存じます。
感染対策に努めながらの作業療法には様々な困難もあろうかと推察いたしますが、作業療法士ならではの工夫により種々ご尽力いただいております姿に、まずは心から敬意を表しますとともに御礼を申し上げます。

この一年、全国民的に、COVID-19の特性、感染対策の原則についても学習が進み、“正しく恐れる”ことができるようになってきた一方で、慣れによる気の緩み、社会的存在として行動を律する自覚の弱さから、感染拡大を抑え込むことができていない面があることも事実です。これは決して他人事ではありません。
今年度2 度目の緊急事態宣言が発令された今、私たち作業療法士も改めて初心に立ち返り、自らを律して行動する必要があると考えています。

私たちは一人ひとり自分が感染しないように細心の注意を払わなければなりませんが、それは自分が病気に冒されないためだけでなく、感染を仲介し拡大させることを医療人として最大限に忌避すべきだからです。私たちが感染源とな ってはならないのです。

私たちはこれからも、人々の健康と幸福を促進するために作業療法を提供し続ける責務があり、そのためには皆さんの日々の地道な努力が不可欠ですが、COVID-19が終息するまではどうか上記のことを肝に銘じ、感染対策に万全を期し、三密を避け、公私ともに会食等を行わないことを徹底してください。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

会長 中村 春基