生活不活発病を予防しましょう!​

  • 世界保健機関(WHO)は、身体活動の不足を主要な死亡リスクのひとつにあげています。
  • 「動かないこと」(生活不活発)が続けば、身体や精神の働きが低下し、私たちの健康を脅かすことにつながります。

国が推奨する1日の身体活動を歩数に換算すると

一日の歩数目標は

65歳以上男性の場合:7000歩

65歳以上女性の場合:6000歩

この歩数を目標にしながら、生活不活発病を予防するために生活を見直しましょう。

じっとしている時間を減らして活動的に過ごす時間をつくる

歩くこと、筋トレすることだけが運動ではありません。家事も「運動」になります。

生活のリズムを崩さない

毎日決まって行う活動があることで、生活のリズムが保てます。

食事をしっかりとる

しっかり食事をとることで力がつき、免疫力も保たれます。バランスの良い食事が大事です。

しっかり歯磨きし、口を清潔に保つ

しっかり食事をするために噛むことが大事です。歯の健康を心がけましょう。

 参考:「健康づくりのための身体活動指針2013」(厚生労働省)

家事=身体活動であり、家事は、家にいてもできるとてもいい「運動」です。

家事を歩数に換算すると表のようになります。

活動 歩数 消費カロリー
ウォーキング(10分) 1500 45kcal
洗濯干し・取り込み(10分) 1000 33kcal
掃除(電気掃除機)(20分) 1800 55kcal
家庭菜園、草むしり(15分) 1500 45kcal
料理(20分) 1400 42kcal
料理の片付け(20分) 1750 53kcla
入浴(15分) 1700 50kcal

 参考:日本縦断ウォーキングラリー(東京法規出版)

例えば、一日の活動として

料理を作る老女性

洗濯物干し・取り込み(10分):1000歩

+料理(20分):1400歩

+料理の片づけ(20分):1750歩

+入浴(15分):1700歩

合計:5850歩となります。

これらの活動に加えて、散歩や体操を行えば、目標の歩数に届きます。

  • 新型コロナウイルス感染症のため、外出が少なくなり、地域での交流、趣味活動などが少なくなっています。
  • 今後も、自粛生活のために活動が制限されれば、生活不活発病による健康への影響が危惧されます。
  • 自宅でできるちょっとした活動を続けていくことで、生活不活発病から体を守ることができます。
  • 歩数換算表を基に、日常生活を見直してみましょう。